今月号は乗務員養成特集として、各社の動力車操縦者運転免許取得に向けた養成教育についてご執筆をいただき、また『乗務員養成担当者のよもやま話』と題して座談会を実施しました。動力車操縦者運転免許を取得するためには適性検査に合格したのち、国土交通省により年2回実施される『動力車操縦者試験(国家試験・筆記)』を各地方運輸局で直接受験する方法と、国土交通省から認可を受けた動力車操縦者指定養成所(JRや大手民鉄等)に入所して、一定期間の講習過程を終了し卒業試験(学科)に合格することで『国家試験・筆記』が免除される方法があります。学科試験合格後は技能講習に進んでいくわけですが、本誌では各社の動力車操縦者養成所における乗務員養成の実施状況、養成計画など養成教育の取組み状況をご紹介いただきました。各社それぞれの工夫された取組みを、今後の養成教育の参考にしていただければ幸いです。